黒にんにくについて
黒にんにくとは?
黒にんにくとは、白にんにくを熟成・発酵させたにんにくのことです
なぜ黒にんにくは黒いのか?それは、白にんにくに含まれる糖質とアミノ酸がメイラード反応(還元糖とアミノ化合物を加熱したときに見られる褐色物質を生成する代表的な非酵素的反応)を起こし、発酵するからです。
黒にんにくは、白にんにくより栄養成分の含有量が多い!
発酵・熟成された黒にんにくは、抗酸化作用(エネルギーをつくる過程で一部の酸素が酸化力の強い“活性酸素”に変化すること。)が高まります。
その他、ポリフェノールやアミノ酸(たんぱく質)の含有量が増加するほか、「S-アリルシステイン」という有効成分も大幅に増加すると言われています。
健康食品としても注目される白にんにくですが、黒にんにくは、より栄養成分の含有量が増加し、元気の源とされています。
黒にんにくの効果効能
黒にんにくの成分表(黒にんにく100g中に含有する栄養表示)
- ◆アミノ酸
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- イソロイシン:140mg
- ロイシン:250mg
- リジン:170mg
- メチオニン:87mg
- シスチン:160mg
- フェニルアラニン:200mg
- チロシン:230mg
- スレオニン:170mg
- トリプトファン:27mg
- バリン:250mg
- ヒスチジン:68mg
- アルギニン:790mg
- アラニン:220mg
- アスパラギン酸:510mg
- グルタミン酸:1200mg
- グリシン:160mg
- プロリン:130mg
- セリン:230mg
- ◆ミネラル
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- ナトリウム:36mg
- カリウム:930mg
- マグネシウム:52mg
- カルシウム:13mg
- 鉄:2.1mg
- 亜鉛:1.4mg
- ◆その他
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- 熱量:174kcal
- 水分:53.6g
- たんぱく質:8.3g
- 脂質:0.3g
- 糖質:32.9g
- 食物繊維:3.3g
- 灰分:1.6g
- ナトリウム:45mg
- ビタミンB1:0.02mg
※マシス食品分析センター成分表
黒にんにくに期待される効果
- 1.抗酸化作用が強まる
- 2.免疫力を高める
- 3.抗癌(がん)作用が強まる
健康食品やサプリメントとして販売されるほど、健康への効能や効果が期待されている黒にんにく。
現在も研究が続けられ、様々な効果が期待されています。
にんにくの栽培カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
植え付け | ○ | ○ | ||||||||||
にんにくの芽をとる | ○ | |||||||||||
収穫、乾燥 | ○ | ○ |
黒にんにくの作り方
実は自宅でも黒にんにくをつくることができます!簡単にできる作り方をご紹介します。
- 皮を剥かず、軽く水洗いします。
- 炊飯器の内側にスノコもしくは、金網を置きます。
- その上にキッチンペーパーを敷き、にんにくを並べます。
- 1段目:尖った頭を上に普通に並べます。
2段目:尖った方を下に、一段目の隙間に並べます。 - 上にキッチンペーパーで包むように敷きます。
- 炊飯器を閉めて「保温」を押し、10日~20日そのままにします。
- 確認して、白にんにくが黒く変色し、臭いがなくなったら完成です。
※黒にんにく作りには、水分がなくなり乾燥した状態のにんにくが適しています。
黒にんにくの保存方法
黒にんにくは、熟成・発酵されている為、白にんにく(生にんにく)に比べて保存がききますが、保水性がなくなると固くなってしまうので、夏場などは特になるべく早く食べるようにしましょう。
- 常温での保存方法
- 保存期限:1ヶ月程度
短期間で食べきる場合は、常温保存でも問題ありません。
紙袋などで包み、風通しの良い冷暗所で保管してください。
- 冷蔵での保存方法
- 保存期限:半年程度
新聞紙や紙袋に包み、そのまま冷蔵庫に入れてください。
若干、固くなってしまう場合があるので、なるべく早く食べましょう。
- 冷凍での保存方法
- 保存期限:1年程度
ジップロックなどで密封して、そのまま冷凍庫に入れます。
冷蔵保存と同じく、若干固くなってしまう場合がありますので、なるべく早く食べるようにしましょう。